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草刈り代行業を行う「縁草社」の(右から)酒井大輔さんと酒井雅之さん、藤本侑平さん=丹波篠山市味間南
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草刈り代行業を行う「縁草社」の(右から)酒井大輔さんと酒井雅之さん、藤本侑平さん=丹波篠山市味間南

 農地や庭にいつの間にかはびこる雑草。抜くにも刈るにも手間が掛かるし、体力的にもしんどい。そんな悩みを解決しようと、兵庫県丹波篠山市の親子が草刈り代行事業「縁草社」を立ち上げ、汗を流している。「依頼があれば、関西ならどこへでも駆けつける」がコンセプト。市内はもとより、豊岡市やたつの市、果ては大阪や京都にまで出向いている。(綱嶋葉名)

 取り組んでいるのは、丹波篠山市の酒井雅之さん(64)大輔さん(35)親子。

 3年ほど前に市内にUターンした大輔さんはカメラマンをする傍ら、同市での起業を支援する「篠山イノベーターズスクール」を受講。講座で、空き家や耕作放棄地が増える一方で、草刈りをする人が不足していることを知った。農業を営む雅之さんに相談したところ「力になれるのなら」と快諾。2020年から事業をスタートさせた。

 代行サービスサイトに登録し、利用者を募った。依頼者の中には、実家の敷地に生える雑草に頭を悩ます東京在住の人や、「年を取って庭の手入れができない」と訴える人がいた。意外だったのは、「自前の草刈り機を持っていない」という理由で、都市部の住民からの相談が度々あったことという。

 草刈りのコツは、農業歴40年の雅之さんが大輔さんに伝授。大輔さんは昨年秋、国や地方公共団体などから草刈り作業を請け負える資格も取った。2人の息の合った丁寧な作業や刈った後の見栄えの良さで、リピーターになる人もいるという。

 雅之さんは「何度も依頼を受けると信頼されていると感じてやりがいがある」と笑顔。大輔さんは「昨年の依頼は8、9件だったが、相談が多い都市部に秘めた可能性がある」と意気込む。今年秋からは知人の藤本侑平さんも加わり、3人で汗を流す。

 篠山イノベーターズスクールでコーディネーターを務める瀬戸大喜さんは「市内で草刈りに特化した個人事業を立ち上げるのは、酒井さんが先駆者」とする。「農業分野で親子での起業は珍しいし、Uターンだからこそ親子で地域の課題を共有できているのでは」と話している。

 料金は、基本的に50平方メートルで1万5千円(税込み)。また草回収代(50平方メートルで8千円)や出張代(丹波地域、三田市以外)も別途必要。縁草社TEL090・1449・5506

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