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来店客でにぎわう「フレッシュバザール氷上インター店」の店内=丹波市氷上町横田
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来店客でにぎわう「フレッシュバザール氷上インター店」の店内=丹波市氷上町横田
コープ柏原店などが入る「コモーレ丹波の森」=丹波市柏原町母坪
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コープ柏原店などが入る「コモーレ丹波の森」=丹波市柏原町母坪
開業25周年を迎える「丹波ゆめタウン」=丹波市氷上町本郷
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開業25周年を迎える「丹波ゆめタウン」=丹波市氷上町本郷
神戸新聞NEXT
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 兵庫県丹波市の北近畿豊岡自動車道氷上インターチェンジ近くに、食品スーパー「フレッシュバザール氷上インター店」がオープンした。今回の開業に伴い、周辺はスーパー5店舗が林立。人口減が続く同市の中でも、商業施設の一大集積地となっている。各店は差別化を図り、共存共栄を目指すが、顧客獲得競争はにわかに熱を帯びてきた。(川村岳也)

 氷上インターから約300メートル南、本郷口交差点そばに、3日開店した同店。同市内の店舗網が強みで、肉や魚など生鮮食料品の特売を定期的に打ち出し、客足は上々という。

 出店したのは、北近畿地方を中心にスーパーなどを展開する「さとうグループ」(京都府福知山市)。同社は既に、市内旧6町に1店舗ずつ出店しているが、担当者は「商品やサービスの提供はまだまだ十分ではなく、ニーズはある」と鼻息が荒い。

 同社は、同店周辺に住む約2・7万人を商圏と分析。さらに、近くに北近畿豊岡自動車道や県道7号が走り、ほかの商業施設も集中していることから、「広範囲から集客が見込める」と期待を寄せる。

 インター周辺には、スーパーのほか、ドラッグストアや衣料品店など約20店舗がひしめく。中でも、丹波市氷上町の稲継交差点を中心に、半径1キロ圏内に、同店を含むスーパーなど競合店5店がある。

 食品スーパーや飲食店などが入る大型商業施設「丹波ゆめタウン」(同市氷上町本郷)。運営会社の土井恵介代表取締役は「競争が激しくなると、やはり厳しい」と明かす。

 同施設は氷上商業開発とタンバンベルグの2社が運営。近くに大型スーパー「ザ・ビッグエクストラ氷上店」が出店した12年には売り上げが減少した。

 同施設は今年開業25周年。両社は30周年を見据え、物販だけでなく、託児室や文化教室などさまざまなサービスが受けられる「ライフスタイルセンター」の実現を目指し、差別化を図る。土井代表取締役は「他店の動向を気にせず、お客さんに喜んでもらえるショッピングセンターを目指す。これが重要」と話す。

 コープ柏原(丹波市柏原町母坪)の中西良栄店長も、「どうなるかと心配している。影響は避けられないでしょう」と気をもむ。

 コープの強みは、客である組合員との距離の近さ。組合員からの意見を参考に、新機軸を打ち出すことに余念がない。

 運転免許を返納して「買い物難民」になった組合員の声を受け、移動店舗のサービスや、市内各地とコープ柏原を往復する「買いもん行こカー」の運行を始めたのもその一環だ。中西店長は「これからも組合員の意見やアイデアを重視して、他店ではできない魅力を発信していきたい」と話している。

■出店希望多く地価上昇も

 氷上インターチェンジ周辺では、昨年から今年にかけて、ペットショップやフィットネスジムがオープン。ベビー・子ども用品店の「西松屋」も同市柏原町南多田から移転するなど、出店が相次いでいる。

 周辺が活気づいたのは、1996年の「丹波ゆめタウン」開業が契機。同年にはコープ柏原店が入居する「コモーレ丹波の森」もオープンしている。

 不動産業「オフィスキムラ」(丹波市氷上町横田)の木村裕輝社長によると、交通の便の良さなどから、同インターチェンジ近くでの出店希望が多いという。木村社長は「人気のある地域になりつつある。施設が集まり、残りの土地が少なくなっている」と指摘する。

 木村社長によると、現在は新型コロナウイルスの感染拡大により、問い合わせは減っているものの、「コロナが落ち着いて場所の取り合いになるなら、地価が上昇に転じる可能性もある」と推測している。

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