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「ヱビスシネマ。」の開館準備を進める近兼拓史監督=丹波市氷上町成松
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「ヱビスシネマ。」の開館準備を進める近兼拓史監督=丹波市氷上町成松
スクリーンの背後に設置されたスピーカー=丹波市氷上町成松
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スクリーンの背後に設置されたスピーカー=丹波市氷上町成松

 兵庫県丹波市内で50年ぶりの映画館開館を目指すミニシアター「ヱビスシネマ。」(同市氷上町成松)に、丹波布を使った椅子に続いて音響設備が新たに設置された。スクリーンの背後や天井には13個のスピーカー。そこから流れる迫力ある音響は「日本全国でも屈指」とされる。7月中の開館に向け、準備は着々と進む。(川村岳也)

 スピーカーはいずれも、高音質と重低音で定評のあるBOSE製。「ヱビスシネマ。」開館を企画した映画監督近兼拓史さん(西宮市)によると、通常ミニシアターに設置されるスピーカーは2~6個程度のところ、同館では13個を使用。定員は50人だが、500人規模に相当する設備という。

 スピーカーはスクリーンの背後や天井、セメントボードの壁に施された。専用の機械で音圧を測り、均等に音が聞こえるように配慮。スクリーンも音を通しやすい素材を選ぶなど、音響へのこだわりは随所に。重低音による振動や可聴音を超える高音も感じ取れるという。

 「他の映画館やテレビにはないライブ感を楽しんでもらいたい」と、私財をなげうって整備した近兼さん。「いくらって? それは勘弁してよ」と、はにかんだ。

 このほど、同館で催されたテスト上映会には、近兼さん以外の監督や俳優ら映画関係者計5人が参加。冒頭、テレビのスピーカーとミニシアターのスピーカーで同じ映像を流し、音質を比較。続いて、「映画の音」を特集した海外のドキュメンタリーを上映した。

 「再現ドラマの女王」として知られる俳優の芳野友美さんは「映画の一場面の中に入ったかのような、不思議な感覚が味わえた」と感嘆。近兼さんは「映画の魅力の半分は音。ここで見たい、ここで上映したい、と思ってもらえるようなミニシアターになれば」と話している。

 同館では防音設備も完備。開館後は、作品ごとに音響の設定を調整する。

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