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丹波署の大谷誠司署長(右)から感謝状を受け取った水口遥香さん=丹波市氷上町成松
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丹波署の大谷誠司署長(右)から感謝状を受け取った水口遥香さん=丹波市氷上町成松
丹波署の大谷誠司署長(左)から感謝状を受け取る遠藤まり子さん=丹波市氷上町市辺
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丹波署の大谷誠司署長(左)から感謝状を受け取る遠藤まり子さん=丹波市氷上町市辺
連携して特殊詐欺の被害を防いだ西垣英雄さん(左)と荒木涼子さん(中央)=丹波市市島町上田
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連携して特殊詐欺の被害を防いだ西垣英雄さん(左)と荒木涼子さん(中央)=丹波市市島町上田

 特殊詐欺被害を防いだ3人が、兵庫県警丹波署から署長感謝状を贈られた。3人とも8月の仕事中、60~80代の男女3人を間一髪で救った。同署管内では幸いにも特殊詐欺被害は確認されていないが、9月30日までに27件の相談が寄せられた。「被害に遭わないためにも、体験談を参考にしてほしい」と同署。機転を利かした3人の行動を振り返ると、「声掛け」「連携」の重要さが浮かび上がってきた。(真鍋 愛)

■医療費還付「おかしい」 中兵庫信金職員・水口遥香さん

 「現金自動預払機(ATM)から、どうやって電話をかけるの?」

 8月24日午後4時20分ごろ、来店した市内在住の60代女性から相談を受けた。電話番号を控えたメモを持っていた。

 女性は「市役所から、医療費の還付金があると電話があった」と説明した。職業柄、特殊詐欺の手口は耳にしてきた。「市役所から電話」「医療費の還付金」というキーワードに、「おかしい」と直感した。

 話を聞いていると、女性のスマートフォンが鳴った。メモと同じ電話番号。「ATMに来たけど、分からなくて」と、電話の相手に話す女性。指示に従い、振り込みを進めようとしていた。「まずい」。焦っていると、女性が「代わって」とスマホを渡してきた。「職員なんですが」と電話に出ると、すぐに切れた。

 「目の前の出来事に驚いたが、この経験を、窓口業務で生かしたい」

■宝くじ当選ないと諭す ローソン店員・遠藤まり子さん

 8月26日午後2時ごろ、ATMの前で市内の70代女性が困っていた。声を掛けると、「午後3時までに千円振り込まな、当たった2億円の宝くじがもらえへん」と焦った様子。「おばあちゃん、それはないよ」と優しく諭した。

 女性は「もらえるんや」と信じ切っていたが、迷わず警察署に電話した。2018年にも特殊詐欺を防いだ経験がある。被害に遭っても、犯人はなかなか捕まらないことは知っていた。

 「警察に電話するん?」と不安げな女性をバックヤードに連れて行き、署員を待つ間、話に耳を傾けた。女性は1人暮らし。携帯電話に宝くじ当選のショートメールが届き、名前や口座番号を教えていた。

 普段から「年配の方には声を掛けよう」「電子マネーには気を付けよう」と、従業員同士で話し合ってきた。「バイトリーダーとして、今後も注意を促していきたい」。

■「詐欺かも」に適切対応 セブン-イレブン店員・荒木涼子さん

 8月30日午前11時20分ごろ、レジで「わし、詐欺におうてるかも」と話す80代男性に応対した。数日前、丹波署員から「詐欺がはやっている」と聞いた。19年に特殊詐欺を防いだオーナーの西垣英雄さん(54)を呼んだ。

 2人で事情を聞くと、男性は「パソコンがウイルスに感染したようだ。サポートセンターに電話したら、1年補償なら5万円分、一生補償なら16万円分の電子マネーを買うよう言われた」という。

 西垣さんは、通話状態だった男性の携帯電話を受け取った。相手は片言の日本語を話す男。西垣さんが「それは詐欺でしょう」と話すと、電話は切られた。

 「助かりました」。男性はほっとした様子。荒木さんは「被害を防げてよかった」と胸をなで下ろし、「おかしいと気付いたら積極的に声を掛けたい」と話す。西垣さんは「適切な対応ができる従業員がいて頼もしい」とほほ笑む。

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