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篠山層群で見つかった化石などについて話す池田忠広さん=やまなみホール
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篠山層群で見つかった化石などについて話す池田忠広さん=やまなみホール

 兵庫県の丹波地域を走る地層「篠山層群」で見つかった新種のトカゲ化石「モロハサウルス・カミタキエンシス」などを紹介する講演会が28日、丹波市山南町谷川のやまなみホールであった。県立人と自然の博物館(三田市)の主任研究員で化石の命名者、池田忠広さんが最新の研究成果などを語った。

 講演会は、丹波市主催のイベント「丹波竜フェスタ2021」の一環。池田さんは「篠山層群の小さなモンスター」と題し、世界屈指の小型脊椎動物化石の産地、篠山層群についてユーモアを交えて紹介した。

 トカゲの一種「モンスターサウリア類」の中でも世界最古と判明した新種の化石については、「進化の系譜を考える上で貴重なデータになった」といい、「それがすぐそこ(篠山層群)で見つかっている。篠山層群は世界屈指の化石サイトだ」と力を込めた。

 また、恐竜以外の生物化石を研究する意義を語り、「当時の環境や生態系を考える上では、小さな生き物を含めて全体で見ないといけない」と強調した。(川村岳也)

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