兵庫県丹波市は１３日までに、新型コロナウイルスワクチンの３回目接種について、来年１月下旬から高齢者施設入所者や薬剤師、歯科医師らに、２月中旬から７５歳以上の一般高齢者に、それぞれ接種を始める方針を固めた。７５歳以上の一般高齢者は当面、個別接種で対応する。

　同日開かれた市議会本会議で、市健康福祉部の大槻秀美健康・子育て担当部長が明らかにした。

　市内では、１２月８日から医療従事者の３回目接種が始まっている。市によると、個別接種を実施する医療機関について、市医師会と最終調整しているという。接種券は２回目接種から８カ月が経過した人に順次郵送する。個別接種可能な病院の一覧表も同封する。混乱を避けるため、一斉発送はしないという。

　同市では集団接種も採用していたが、会場の市立看護専門学校体育館（同市氷上町石生）が冬場は冷え込むため、当面は実施しない方針。

（真鍋　愛）