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「陰陽師 生成り姫」に出演する(左から)林翔太、音月桂、三宅健、木場勝己=東京都内
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「陰陽師 生成り姫」に出演する(左から)林翔太、音月桂、三宅健、木場勝己=東京都内

 平安時代の呪術師らを題材にした舞台「陰陽師 生成り姫」が2~3月、京都や東京で上演される。元アイドルグループV6の三宅健が主人公・安倍晴明に扮するほか、兵庫県加古川市生まれとされる晴明のライバル・蘆屋道満も登場。男に裏切られ、異形になった姫を救おうとする晴明らの奮闘ぶりを描く。

 陰陽師とは、災いを予測・回避する占いなどを担う。生成りは、怨念のため鬼になる前の女を指す。原作は、夢枕獏の同名小説。全世界で発行部数が800万部を超え、映画やドラマ、漫画などに描かれてきた。

 三宅は市川海老蔵を中心とした六本木歌舞伎の「羅生門」など和の舞台にも多数出演。晴明の親友・源博雅にジャニーズの俳優・林翔太、物語の鍵を握る徳子姫に元宝塚歌劇団雪組トップスターの音月桂、道満にベテラン俳優の木場勝己と実力派がそろう。

 博雅がある夜、堀川橋のたもとで笛を吹くと、琵琶「飛天」を奏でる徳子姫と出会う。12年後、壊れた飛天を見付け、博雅が心配して橋のたもとへ向かうと、姫が助けを求めて消える。道満にたきつけられ、姫は鬼になりかけており、晴明と博雅は助けようとするが…。

 晴明について三宅は「頭脳明晰で冷静沈着だが、今回は感情を表に出すようにした。面倒くさそうにしながらも博雅のことになると関わってしまい、事件に巻き込まれる様子も表現したい」。音月は「徳子姫はピュアで奥ゆかしかったが、裏切られ、復讐心のため変化してしまう。どう演じるかはまだ手探り」と役作りに余念がない。

 2月22日~3月12日は東京・新橋演舞場、3月18~24日は京都・南座。南座は4500円~1万3500円。チケットホン松竹TEL0570・000・489(金井恒幸)

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