兵庫・丹波地域で活動する伝統文化の担い手が、日頃の成果を発表する「伝統文化鑑賞会」が22日、丹波市柏原町柏原の丹波の森公苑であった。8団体が日本舞踊や邦楽などを披露し、地域住民ら約200人が楽しんだ。
丹波地域の文化協会や広域文化団体でつくる丹波文化団体協議会の主催。2019年に「伝統文化体験フェスティバル」を初開催したが、新型コロナウイルス感染拡大のため、21年から形式を変えて鑑賞会を開いている。
着物姿の出演者が、昨年のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」の主人公、渋沢栄一を題材にした舞踊を舞ったり、箏と尺八で箏曲「春の海」を演奏したりした。
同市の女性(75)は「コロナ禍で気分が落ち込んでいた中で、元気をもらえて感激した。来年もあれば来たい」と笑顔だった。(川村岳也)
