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1845(弘化2)年の亀山藩年貢免定(上)と篠山藩年貢免定=丹波篠山市安口
1845(弘化2)年の亀山藩年貢免定(上)と篠山藩年貢免定=丹波篠山市安口

 江戸時代に旧丹波国多紀郡安口村(現兵庫県丹波篠山市安口)の庄屋を務めた旧家の土蔵から、篠山・亀山両藩からの徴税を通達する幕末の古文書が見つかった。同村は近世、現在の京都府亀岡市を中心とする亀山藩領だったが、隣接する篠山藩へも一部年貢を納めていた。神戸大文学部の松本充弘特命助教によると、一つの村の庄屋が複数の藩の年貢上納を取り扱うのは珍しいという。

 同県三田市の森田栄さん(65)が昨年、丹波篠山市の実家の蔵を整理中に見つけた。その年に納める年貢高を通知した「年貢免定」で、亀山、篠山両藩が弘化2(1845)年に出していた。亀山藩への年貢を分割で完納したことを示す「年貢通帳」などもあった。

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