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行政代執行による撤去で、建物内からテーブルなど動産を運び出す作業員ら=丹波篠山市後川新田
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行政代執行による撤去で、建物内からテーブルなど動産を運び出す作業員ら=丹波篠山市後川新田

 兵庫県丹波篠山市後川(しつかわ)新田の籠坊(かごぼう)温泉にある元旅館「新月楼」が長年空き家となり、放置すると倒壊などの恐れがあるとして、市は24日、行政代執行による撤去作業を始めた。

 本館や倉庫、車庫など計4棟を解体撤去する。本館は1968年に建てられ、木造瓦ぶき3階建てで、延べ床面積約380平方メートル。住民らによると、新月楼は15年ほど前まで営業していたが、それ以降は閉館。屋根の一部が崩落するなど老朽化が激しく、住民から「放置すると危険」などとする指摘があった。

 市は県外に住む建物所有者に対し、2016年10月以降、適切な対応をとるよう指導や勧告、命令を重ねてきた。しかし、放置されてきたため、空き家対策特別措置法に基づき、市内で2例目となる行政代執行による取り壊しを決めた。

 午前10時、市職員が行政代執行の開始を宣言。作業員らが建物内に入って内部を確認し、動産を運び出した。解体作業には約1カ月かかる見込み。撤去費など約700万円は所有者へ請求する。

 籠坊温泉は平安末、平家の落ち武者が傷を癒やしたとされ、800年の歴史がある秘湯。一時は7軒の温泉旅館や民宿があったが、現在は2軒が営業を続けている。(堀井正純)

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