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木の枝から垂れ下がる無数のつらら。樹下には小さな小屋の置物=丹波篠山市
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木の枝から垂れ下がる無数のつらら。樹下には小さな小屋の置物=丹波篠山市
木の枝から垂れ下がる無数のつらら。樹下には小さな小屋の置物=丹波篠山市
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木の枝から垂れ下がる無数のつらら。樹下には小さな小屋の置物=丹波篠山市

 立春を過ぎたとはいえ、春はまだまだ先。全国的に冷え込みが強まった7日、各地は冬日に。兵庫・丹波地域でも、丹波市柏原町の最低気温は氷点下2・4度。いてつく寒気に、水や氷で生まれた「珍景」が、住民らの目を驚かせ、楽しませている。

 まるで「凍れる滝」-。丹波篠山市の民家の庭に出現したのは、「お化け」のような巨大なつらら。木の枝から、細長い円すい状の氷が無数に垂れ下がり、朝日に輝く。

 約10年前に故郷に戻った立林利明さん(72)が、自宅の庭で育てた「人工のつらら」だ。高度差を利用し、山腹のわき水をモッコウバラの樹上からシャワーのように散水。氷点下の夜、垂れ落ちる水滴が凍結し、不思議なオブジェと化す。

 たいてい昼間に落下し解けて消えるが、7日朝のつららは、前日のものが解けず、さらに成長。計測すると高さ約2・5メートル、幅約2・8メートルあった。つららがつながり、氷のびょうぶにも似る。

 「その日によって形が違って面白い」と、立林さんは夫婦で氷の造形美を楽しんでいる。(堀井正純)

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