神戸新聞本紙で4月から連載が始まる創作童話「かなしきデブ猫ちゃん」をPRするキャラバンが10日、兵庫県丹波篠山市を訪れ、酒井隆明市長と対面した。主人公で3歳のオス猫「マル」の着ぐるみは、同市のマスコットキャラクター「まるいの」「まめりん」と交流し、一緒に市役所本庁舎内を巡った。
「デブ猫ちゃん」は2018年に愛媛新聞で連載が始まった。小説家の早見和真さんが文を、絵本作家かのうかりんさんが絵を担当している。今年1月まで計3シリーズが同紙に掲載され、本年度はNHKアニメも全国放送された。
「兵庫シリーズ」は4月16日にスタート。11月ごろまで本紙朝刊で毎週土曜日に掲載し、マルが兵庫五国を巡る。連載開始を前に、兵庫県民に広く知ってもらおうと、神戸新聞社がデブ猫キャラバンを結成し、県内各市町を巡っている。
酒井市長は「丹波篠山には城や町並み、おいしいものもたくさんある。マルにぜひ味わってほしい」と期待していた。(金 慶順)
