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てんぐ巣病に感染した、映画「森の学校」に登場する桜の木の枝の切除作業をする造園関係者=丹波篠山市曽地中
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てんぐ巣病に感染した、映画「森の学校」に登場する桜の木の枝の切除作業をする造園関係者=丹波篠山市曽地中
てんぐ巣病の枝を手にする桜守・吉良勉さん=丹波篠山市曽地中
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てんぐ巣病の枝を手にする桜守・吉良勉さん=丹波篠山市曽地中
切除したてんぐ巣病の枝=丹波篠山市曽地中
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切除したてんぐ巣病の枝=丹波篠山市曽地中

 兵庫県丹波篠山市で撮影された映画「森の学校」(2002年)に登場するシンボル的な存在で、伝染病にかかっていた桜が29日、病気の枝を除去するなどの治療を受けた。映画は同市出身の世界的な霊長類学者、河合雅雄さんの少年期を描き、雅雄役を俳優三浦春馬さんが子役時代に熱演。桜の木は、市内のロケ地を巡る映画ファンたちから愛され、ネット上では「早く元気になって」などの声が上がっていた。(堀井正純)

 桜は、同市曽地中の川の土手にある樹齢約60年のソメイヨシノ(高さ約13メートル)。カビの一種が原因の「てんぐ巣病」にかかっていた。市が地元の桜守・吉良勉さん(66)ら造園業者に治療を依頼。市は「市木でもある桜を守っていきたい」と、費用約12万円を負担する。

 感染した枝は、植物ホルモンの異常で、鳥の巣状に細かな枝が密集。花が咲かずに葉が茂り、放置すれば枝が弱り枯死するという。

 この日は、吉良さんら3人が、朝から一日がかりで作業に当たった。桜の木にハシゴをかけ、病気の枝をノコギリなどで切り落とし、切断面に薬剤を塗る作業を続けた。木の姿が変わりすぎないよう配慮した。切除した枝はトラック2台分。「『桜切るばか』という表現があるが、間違い。枝を切ると木が若返り、元気になる。今は枝が減ったが、3~5年後の姿をみてほしい」と吉良さん。

 河合さんは桜好きで、吉良さんは河合さんが仲間と信州や岡山へ花見ツアーに出掛けるとき、ガイド役を務めた経験も。「きちんと手入れすれば、ソメイヨシノも100年は大丈夫。河合さんと縁のある桜。ぜひ長生きしてほしい」と話している。

■ネット上でも支援の輪

 ネット上では、三浦さんのファンたちが、「早く元気に」「無事に治りますよう」などとツイッターに書き込み。「治療費の一助になれば…。ふるさと納税で協力させて」と記入する人も。市の観光関係者は「亡くなった三浦春馬さんと、ゆかりの桜を重ねて、大切に思う人もおられるようですね」と話している。

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