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物語の舞台ソドー島を再現したジオラマ。トーマスが一生懸命に走って働いている=植野記念美術館
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物語の舞台ソドー島を再現したジオラマ。トーマスが一生懸命に走って働いている=植野記念美術館
挿絵原画の展示の一つ「ゴードンのいのちびろい」。人をばかにしているといつかしっぺ返しを受けることを伝えている=植野記念美術館
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挿絵原画の展示の一つ「ゴードンのいのちびろい」。人をばかにしているといつかしっぺ返しを受けることを伝えている=植野記念美術館
「炭水車と転車台」のワンシーン、ティドマス機関庫の転車台。風にあおられてクルクル回るジェームス=植野記念美術館
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「炭水車と転車台」のワンシーン、ティドマス機関庫の転車台。風にあおられてクルクル回るジェームス=植野記念美術館

 世代を超えて世界中で愛されている「きかんしゃトーマス」の展覧会が、植野記念美術館(兵庫県丹波市氷上町西中)で開かれている。絵本の挿絵原画や原作者の草稿、物語の舞台を再現したジオラマなど約220点を展示している。(谷口夏乃)

 「きかんしゃトーマス展-ソドー島のなかまたちが教えてくれたこと」(神戸新聞社など後援)。原作の「汽車のえほん」シリーズ出版75周年を記念し、東映(東京都)が企画した。2020年から北海道、新潟、広島、愛媛など全国8カ所を巡回し、県内の開催は初めて。

 会場には、3組4人の画家が手掛けた挿絵の原画約180点を、「自分と向き合う」▽「仲間と向き合う」▽「仕事と向き合う」に分け、エピソードとともに展示。画家によって違う筆致を見比べるのもおもしろい。初代は色鮮やか、2代目は写実的、3代目はキャラクターの豊かな表情が特徴だ。

 ほかに、キャラクターの名言パネルや原作者であるオードリー牧師の草稿やスケッチ、テレビ撮影で使われた小道具もある。

 フォトスポットも充実。メイン駅の「ナップフォード駅」のセットのほか、「トーマスの大しっぱい」の名シーンをそっくりの構図で記念撮影できるコーナーも設けた。ソドー島を再現したジオラマでは機関車が線路を走り、「撮り鉄」感覚で撮影できる。

 企画展示を監修した大東文化大の河野芳英教授は「トーマスの始まりは、オードリー牧師が息子を励まそうと語り聞かせたこと」と説明。展示の楽しみ方として「物語から離れ、絵だけを見て、どんなシーンなのか、家族で話し合うのもいい」と提案する。

 河野教授は「物語には、オードリー牧師のメッセージが数多い。多くの子どもたちに見てもらい、優しい心を育んでほしい」と話している。

 7月24日まで。月曜休館(7月18日は開館、翌19日は休館)。午前10時~午後5時。一般800円、高校・大学生400円、小中学生200円。同美術館TEL0795・82・5945

【きかんしゃトーマス】原作者は英国の牧師ウィルバート・オードリー(1911~97年)。はしかにかかった息子を元気づけようと、人間のように感情を持った機関車の物語を即興で語り聞かせた。物語では、機関車たちが失敗しながらも仲間を信じて仕事と向き合う。「正直さ」や「仲間への思いやり」、「努力」の大切さなど、子どもたちに伝えたかったメッセージが多く込められている。リアリティーを大事にし、ストーリーは実際に起きた鉄道のトラブルなどをヒントにした。機関車の描写にも正確さを求めた。

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