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自動運転で水田に除草剤をまくドローン=丹波篠山市小多田
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自動運転で水田に除草剤をまくドローン=丹波篠山市小多田
スマートフォンでドローンを飛ばす田んぼを選ぶ=丹波篠山市小多田
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スマートフォンでドローンを飛ばす田んぼを選ぶ=丹波篠山市小多田
機体に除草剤を入れ、準備完了=丹波篠山市小多田
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機体に除草剤を入れ、準備完了=丹波篠山市小多田
リモコン式の草刈り機の操縦を体験する農家=丹波篠山市真南条上
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リモコン式の草刈り機の操縦を体験する農家=丹波篠山市真南条上

 プー、ピピピ。

 起動音と共に、ドローンが地球を巡る人工衛星の電波を受信し始める。顆粒(かりゅう)状の除草剤を機体に入れ、準備完了。「離陸シマス。離レテ下サイ」。四つのプロペラがうなりを上げる。ふわっと浮き上がった機体は水田へ向かい、薬剤をまき始めた。

 丹波県民局からスマート農業のモデル地区に選ばれた丹波篠山市小多田。田植えを終えた5月中旬、田んぼの上空をドローンが舞う光景はおなじみになった。3年前から、実証実験を兼ねて農薬散布にドローンを使用している。

 「設定の仕方に多少の慣れは必要やけど、ごっつい便利ですよ。体力がいらん」。地元の農業組合でドローンのオペレーターを務める近くの清水紀久さん(67)は言う。

 事前にスマートフォンで薬剤の量などを決め、画面上で目的の農地を地番や航空写真から選ぶのみ。後は離陸から散布、着陸まで全て自動。衛星利用測位システム(GPS)で定めた飛行コースは、多少の風ぐらいでは、それることはない。清水さんら農家は田んぼの横で見守るだけだ。

 県民局は、農家の高齢化や担い手不足の解消、生産性の向上を目指し、最新技術の導入を進める。ドローンだけではない。リモコン式や自走式の草刈り機の講習会を開き、農作業の自動化を図る。

 離陸から約2分。ドローンが戻ってきた。電池を交換し、機体は再び空へ。手作業なら20~30分はかかっただろう。「あっちゅう間ですよ」と清水さん。

 スマート農業は日々、進化するが、機材導入には費用面で限界がある。農家が個別で数百万円する最新機を購入し続けるのは困難だ。同市では複数農家が機材を共有する体制の構築を目指し、協議が進む。

 さながらSFのような先端機器。その恩恵と費用とのバランスをいかに取り、採算の取れる営農を実現するか。挑戦に終わりはない。

(那谷享平)

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