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竹林整備のための冊子「丹波篠山 竹取物語」を発行した菊川さん(右)=丹波篠山市南新町
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竹林整備のための冊子「丹波篠山 竹取物語」を発行した菊川さん(右)=丹波篠山市南新町

 全国的に問題となっている「竹害」対策として、神戸学院大学現代社会学部講師を務める菊川裕幸さん(33)=兵庫県三田市=が、竹林整備マニュアル「丹波篠山 竹取物語」を作成した。同県丹波篠山市の実情や事例を基に、竹の伐採や切った竹の活用法を、イラストや写真を交えて解説。丹波篠山での取り組みを「放置竹林解消のモデルケースとして全国へ発信したい」と話している。(堀井正純)

 高齢化などで人の手が入らない放置竹林は、各地で増加。景観悪化や獣害拡大などの問題があるほか、傾斜地では土砂崩れにつながる恐れもある。

 菊川さんは、篠山東雲高校(同市福住)の元教員で、在職時に放置竹林の整備や、竹を地域資源として農業や産業に活用する研究を始めた。これまで、竹を砕いたチップの作成▽稲栽培の肥料や丹波焼の焼成燃料としての活用▽竹を骨組みにしたビニールハウス作成-などを試みてきた。

 マニュアルはA4判、12ページで千部発行。「竹を知る」「竹林に行く」「竹を切る」など5章で構成する。「竹を活用する」の章では、竹チップの家畜飼料化、培養土や有機肥料に活用する方法などを紹介している。

 丹波篠山市は、切り出した竹をチップにする粉砕器を無料貸し出しする先進的な制度を整備。景観保全のため竹林整備に取り組む自治会などもある。それでも「市内の竹林の7~8割が放置状態」と菊川さん。「この冊子を実践活動に役立ててもらえたら。実際に竹林を整備している地域を見学してみてほしい」と話している。市農村環境課などで無料配布中。同課TEL079・552・5013

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