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2026年に道の駅開業を目指す「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」=丹波篠山市今田町今田新田(同温泉提供)
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2026年に道の駅開業を目指す「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」=丹波篠山市今田町今田新田(同温泉提供)

 兵庫県丹波篠山市は、温浴施設「こんだ薬師温泉ぬくもりの郷」(同市今田町今田新田)を道の駅として整備し、2026年の開業を目指す方針を明らかにした。既存施設を活用し、コストを抑えながら、地域の魅力アップを図る。酒井隆明市長が、15日の市議会一般質問で答弁した。

 市によると、23年度に今田地区の関連団体とともに協議し、基本構想をまとめる予定。24年度には、事業内容の具体化や事業費の算定を進め、基本計画を策定する。隣接する「ふるさと公園」とともに整備する方針で、25年度に整備工事を行う。

 同施設は04年2月にオープン。阪神・淡路大震災後、県が行った県内全域の活断層調査で、旧今田町下の断層で温泉が湧きやすいことが判明し、同町がボーリング工事で泉源を掘り当てた。湧出量は毎分約600リットルで、県内でも有数の湯量を誇る。

 現在は同市が所有し、第三セクター「夢こんだ」が指定管理者として運営。年間約15万人いた入湯客数は、新型コロナウイルスの影響で、21年度は約11万5千人に減っている。

 同市内に「道の駅」はなく、候補地には「黒豆の館」(同市下板井)なども上がっていた。堀井宏之副市長は「既存施設を活用しながら、オートキャンプ場の整備なども検討したい。温泉があるのは道の駅としてメリット、強みになると考えている」と語る。

 県内にある「道の駅」は35駅。隣接する丹波市では、道の駅「丹波おばあちゃんの里」が高い人気を誇り、20年に国土交通省の重点「道の駅」に選ばれている。(堀井正純)

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