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「陶器まつり」で3年ぶりに開催されたチャリティーオークション=兵庫県丹波篠山市上立杭、陶の郷
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「陶器まつり」で3年ぶりに開催されたチャリティーオークション=兵庫県丹波篠山市上立杭、陶の郷
窯元で焼き物を手に取り吟味する陶芸ファン=丹波篠山市今田町上立杭、末晴窯
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窯元で焼き物を手に取り吟味する陶芸ファン=丹波篠山市今田町上立杭、末晴窯
焼き物のカプセル自販機=丹波篠山市今田町下立杭、ココチ舎
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焼き物のカプセル自販機=丹波篠山市今田町下立杭、ココチ舎

 谷筋に多数の窯元が密集・点在する焼き物の里、兵庫県丹波篠山市今田町立杭地区で、23日まで、秋恒例の「丹波焼陶器まつり」が開かれている。陶芸ファンらのお目当ては、窯元に並ぶ器の数々だが、路地や登り窯のある坂道をのんびり歩くのも楽しい。関係者らは「のどかな景色も楽しんで」と呼びかけている。(堀井正純)

 800年以上の歴史を誇る丹波焼は「日本六古窯(ろっこよう)」の一つで、日本遺産にも認定されている。各窯元は伝統を受け継ぎつつ、時代に即した多様な表現に取り組んでいる。

 恒例の「陶器まつり」には窯元約50軒が参加。割引販売や粗品進呈など、さまざまなサービスを工夫している。「ココチ舎(や)」では、500円で回せるカプセル自販機が平日のみ登場。大半はぐい飲みが入っているが、最大5割引きのチケットが入ったカプセルも。省三窯では17日にオープンカフェを設ける。「自分好みの作家や窯元をぜひ見つけて」と関係者はPRする。

 9日には「丹波伝統工芸公園 陶(すえ)の郷(さと)」で3年ぶりにチャリティーオークションがあった。司会者の軽妙なトークとともに、各窯元から出品された皿や茶器、花器に「6千円!」「1万円」などと声が飛び、次々と落札され盛り上がった。

 「陶の郷」では「尺皿展」も開催。1尺(約30センチ)前後の大皿50点が匿名展示され、人気投票を実施。ベスト3に選ばれた作品は、該当作に投票した人に抽選でプレゼントされる。

 陶器まつりは新型コロナウイルス対策で、2日間だった日程を2020年から長期化し、人出の分散化を図っている。「陶の郷」では平日限定で、各日に抽選で80人に各窯元で使えるクーポンを贈呈する。

 22日には兵庫陶芸美術館近くの路上で、荷台に陶器を並べた「軽トラ市」もある。丹波立杭陶磁器協同組合TEL079・597・2034

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