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竹の鼻先が伸びた田んぼの珍獣? ゆっくりと乾燥させた米は食味が向上するという=丹波篠山市栃梨
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竹の鼻先が伸びた田んぼの珍獣? ゆっくりと乾燥させた米は食味が向上するという=丹波篠山市栃梨
動物のようにみえる「稲木干し」の情景=丹波篠山市栃梨
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動物のようにみえる「稲木干し」の情景=丹波篠山市栃梨
稲刈り後の田んぼに出現した巨大な珍獣。6本足?=丹波篠山市栃梨
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稲刈り後の田んぼに出現した巨大な珍獣。6本足?=丹波篠山市栃梨

 秋晴れの田園地帯。兵庫県丹波篠山市内で車を走らせていると、稲刈りを終えた田んぼの中に、奇妙な「群れ」を見つけた。まるで長毛種の不思議な巨獣の一群のよう…。脚は6本? 8本? 金属製で真っすぐだ。

 正体はもちろん、天日干しのため、刈り取った稲をずらりと掛けた「稲木」。昔は各地の農村で広く見られた「秋の風物詩」だったが、機械乾燥が主流となって、丹波地方でも数少ない情景となっている。

 目にした農地の稲架は、稲が2段、3段重ね。顔の部分だけは1段掛けだ。束ねられ、乾いた稲わらはモフモフした、毛むくじゃらの動物にも似て見える。長さ4、5メートル。象よりも大きそうだ?

 「陸の王者」ともいえる巨体と風格。稲木を「牛」や「稲牛」と呼ぶ地方もあるそうで、のしのしと歩き出しそうな、まさに「巨牛」。陽光をたっぷりと浴びて、背中の米は、味も香りも文句なし? 新米の季節、モォ~たまらん!?(堀井正純)

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