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ホールインワンエッグを商品化した土肥玲子さん(左)と山本忠弘社長=丹波市氷上町石生
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ホールインワンエッグを商品化した土肥玲子さん(左)と山本忠弘社長=丹波市氷上町石生
住山ごぼうの黄キーマカレー(山忠商事提供)
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住山ごぼうの黄キーマカレー(山忠商事提供)
朝倉山椒の黒キーマカレー(山忠商事提供)
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朝倉山椒の黒キーマカレー(山忠商事提供)
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 流通規格外の初産み卵と親鶏を使ったスープの缶詰を販売する山忠商事(兵庫県丹波市柏原町南多田)が、新たに2種類のカレー缶詰を開発し、それら三つをセットにした新商品を売り出した。養鶏場のフードロスをなくすのが狙いで、「命を無駄にせず、最後までおいしくいただいてほしい」と担当者。丹波と但馬地域の食材を具材に取り入れた一品で、特産品化を目指す。

 商品名は「HALL・IN・ONE・EGG(ホールインワンエッグ)」(税込み3800円)。

 同社は村上養鶏場(同市春日町柚津)に飼料を卸しながら、同養鶏場の鶏卵や鶏肉などを販売している。しかし、生後700日を過ぎ、卵を産まなくなった親鶏は肉質が硬く、生後120~150日の若鶏の初卵は小ぶりで、いずれも流通規格に合わず、低価格で取引されてきた。

 これらを有効活用するため、総務部長の土肥玲子さん(55)が商品開発に着手。土肥さんは「初卵は栄養満点。親鶏もうまく調理すれば、肉のうまみも増す」と話す。

 試行錯誤の末、同社は2年前から缶詰「赤ちゃんたまごと親鶏のスープ」を販売。初卵と親鶏のおいしさをもっと多くの人に知ってもらおうと、今回新たに2種類の缶詰を商品化した。

 新メニューは、丹波篠山市産の住山ごぼうの甘みと香りがたまらない「住山ごぼうの黄キーマカレー」と、養父市特産のさんしょうがアクセントの「朝倉山椒の黒キーマカレー」。いずれも23種類のスパイスを組み合わせたルーの中に、親鶏のうまみが凝縮している。初卵が2個入っており、量、味ともに一缶で十分な満足感が得られる。

 山本忠弘社長(56)は「生産者とともに売り上げを伸ばしていきたい」と鼻息が荒い。土肥さんは「味の微調整に苦労したが、自信を持っておすすめできる。保存もできるので、非常食としても利用してほしい」と話している。

 購入はQRコードから。同社TEL0795・72・2001

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