丹波

  • 印刷
寄付された土地に咲くクリンソウ(丹波篠山市提供)
拡大
寄付された土地に咲くクリンソウ(丹波篠山市提供)

 兵庫県丹波篠山市は、同市火打岩(ひうちわん)にある山林(20万7692平方メートル)の寄付を受けたことを明らかにした。市内最高峰の御嶽(みたけ)(793メートル)中腹に位置する広大な土地で、貴重な山野草クリンソウの群生地も含んでいる。

 土地を所有する同県川西市在住の個人ら計7人が、「市で活用してもらいたい」と、昨年11月29日に寄付した。

 クリンソウはサクラソウ科の多年草。茎に何段にも花が輪生する姿が、五重塔などの先端の「九輪」に似ていることから命名された。兵庫県版レッドデータブックで「絶滅の危険が増大している」とされるBランクに指定されている。

 今回寄付された土地にある群生地では、地元のグループ「多紀連山のクリンソウを守る会」が調査を続けるなど、熱心な保護活動を展開。同会会員は「市の土地となったことで、市とさらに連携を深め、活動していきたい」と話している。

丹波
丹波の最新
もっと見る
 

天気(9月14日)

  • 32℃
  • 27℃
  • 40%

  • 32℃
  • 25℃
  • 50%

  • 34℃
  • 27℃
  • 30%

  • 33℃
  • 26℃
  • 50%

お知らせ