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「衣川會舘」では、花見をしながら犬の散歩、宴会を楽しむ人形が飾られている。奥は発起人の衣川百合香さん=丹波市青垣町佐治
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「衣川會舘」では、花見をしながら犬の散歩、宴会を楽しむ人形が飾られている。奥は発起人の衣川百合香さん=丹波市青垣町佐治
「本町の家」で、パラグライダーに挑戦する人形=丹波市青垣町佐治
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「本町の家」で、パラグライダーに挑戦する人形=丹波市青垣町佐治
酒盛りする人形が並ぶ酒屋の「ツバメヤ」=丹波市青垣町佐治
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酒盛りする人形が並ぶ酒屋の「ツバメヤ」=丹波市青垣町佐治
「衣川會舘」には、アマゴの塩焼きやリンゴあめの露店の前に列を作る人形も=丹波市青垣町佐治
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「衣川會舘」には、アマゴの塩焼きやリンゴあめの露店の前に列を作る人形も=丹波市青垣町佐治
料理旅館「黒井屋」の名物「六角弁当」などを頬張ろうとする人形=丹波市青垣町佐治
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料理旅館「黒井屋」の名物「六角弁当」などを頬張ろうとする人形=丹波市青垣町佐治

 家庭で眠っていたひな人形を古民家の一角に飾る「丹波・佐治福よせ雛(ひな)」が26日、兵庫県丹波市青垣町佐治で始まる。朱や紺、緑などの華やかな衣装をまとった約700体が、酒を酌み交わし、犬の散歩やパラグライダーなどに興じる。旧宿場町を舞台に「第二の人生」を満喫する姿が楽しめる。

■古民家など10カ所で展示

 名古屋市発祥で13回目を迎えた「福よせ雛プロジェクト」の一環。愛知県を中心に全国33カ所で開かれ、兵庫県内では唯一の会場となっている。空き家の活用を進めるNPO法人「佐治倶楽部(くらぶ)」のメンバー、衣川百合香さんが発起人となり、開催は昨年に続き2回目。人形は主に同プロジェクト事務局から借り受けた。

 展示会場は古民家など10カ所。「青垣の春」をテーマに、手作りした桜の木を各会場に置いた。衣川さんの父親の生家だった築約160年の「衣川會舘(かいかん)」では、桜の木を中心に約200体の人形が、酒盛りや犬の散歩、露店などを楽しんでいる。

 文房具などを販売している「本町の家」では、ひな人形が青垣町で盛んなパラグライダーに挑戦。料理旅館の「黒井屋」には、名物「六角弁当」などを頬張ろうとする姿を見ることができる。

 他にも、眼鏡屋「アオクラ」では、手作りの眼鏡をかけた人形も。元薬局の「センバヤ」では、身体検査を受ける人形などが飾られている。

 衣川さんは「佐治の町で暮らす人形を見て、友人や家族と想像を膨らませながらストーリーを作って楽しんでほしい」と話している。

 無料。3月26日まで。各会場で開館日が異なる。衣川會舘は全日、午前10時~午後3時。日替わりでコーヒーや焼き菓子などの販売もある。「佐治倶楽部」TEL080・8841・4223(平日午前10時~午後5時)

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