スリランカ出身の報道写真家ブディカ・ウィーラシンハさん(54)=兵庫県丹波篠山市=が、篠山国際理解センター(同市宮田)で、「今、スリランカで起こっていること」と題し講演した。自らの取材を基に、経済危機に陥った母国の窮状を語り、「日本の人々もスリランカの情勢に関心を持ち続けてほしい」と訴えた。(堀井正純)
同国はインド洋に浮かぶ島国。紅茶や天然ゴムの産地として知られる。講演会は、NPO法人篠山国際理解センター主催の企画「世界井戸端会議」の一環。
ウィーラシンハさんは、同国コロンボ生まれ。ロイター通信の契約カメラマンなどを経て、2009年に来日、フリーでスポーツ取材などに携わる。
昨年4月、外貨不足で深刻な経済危機となった母国へ戻り、4カ月間、物資不足に苦しむ庶民や抗議デモ、大統領の国外逃亡など混迷する現場を取材した。
講演会では撮影した写真を交え、英語で説明。スリランカは対外債務のデフォルト(債務不履行)を表明したが、ウィーラシンハさんによれば、経済危機の背景にあるのは、政府の財政運営失敗や汚職、中国からの借款など。さらに新型コロナウイルス感染拡大で、観光業が打撃を受け、ロシアのウクライナ侵攻による世界的な物資高騰も追い打ちとなった。
燃料や食料など輸入が停滞し、「日用品の価格がどんどん上がった。医薬品も不足。ガスも電気も灯油もなく、調理ができなくなり、多くの家庭が食事の量や回数を減らした」とウィーラシンハさん。
1日8~15時間もの停電で、猛暑でもクーラーも扇風機も使えない。ガソリンスタンドなどでは長時間の行列。熱中症などで各地で10人近くが亡くなった。
大統領退陣を求めるデモは当初は平和的だったが、昨年5月、反政府派と親政府派の衝突を機に暴力的に。7月には、群衆が大統領公邸を占拠した。「経済危機で見たのは国民の生活や希望が壊れていく様子。人々は怒り、暴力的になった」と振り返る。
危機打開に向け、現在、国際通貨基金(IMF)の要求で、政府は増税や電気代値上げ、国営企業の民営化などを進めているが、ウィーラシンハさんは「国民には泣き面に蜂。さらに人々を苦しませている」と嘆き顔。最後に、「スリランカも変わらないといけないが、経済が命を奪うことがあってはいけない」と力を込めた。

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