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シャッターにペンキを塗る柏原高校の美術部員たち=丹波市柏原町柏原
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シャッターにペンキを塗る柏原高校の美術部員たち=丹波市柏原町柏原

 JR柏原駅(兵庫県丹波市柏原町柏原)で、建物のシャッター(約3メートル四方)に描かれた地元の名勝「木の根橋」の絵が、塗り直された。約30年前に描かれた時と同様、筆を握ったのは柏原高校の美術部員たち。以前よりもデフォルメを効かせ、少し浮世絵風になった。

 JR西日本や同校によると、古い絵は1992年9月に当時の美術部員たちが描いたとみられる。駅と同校は昨年から書道部の作品を駅に展示するなどして交流しており、塗り直しもその一環。美術部の2、3年生十数人がペンキを使って3月末から作業に取りかかっていた。

 しめ縄の付いたケヤキの大木と橋の構図は昔の絵と大きく変わっていないが、橋が弧を描くなど誇張した表現を用いた。原案は、美術の授業で生徒に募集したアイデアを同部の3年藤本惣太さん(17)が一つにまとめ上げたもの。世代を問わず親しみやすい画風を心がけたという。

 藤本さんは、当初は全く別の題材の新しい絵をシャッターに描くことも考えたが、「町の特長や誇りを描くとなったら、思い浮ぶのは木の根橋だった」と話した。(那谷享平)

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