神明あかふじ米・第３３回県ジュニア軟式野球選手権大会（県軟式野球連盟、神戸新聞社主催）の摂丹ブロック大会が１５日、駒ケ谷運動公園野球場（三田市ゆりのき台１）と三田谷公園野球場（同市武庫が丘３）で開幕した。三田、丹波篠山、丹波市の各市予選を突破した１２チームが出場。１、２回戦の計８試合が行われ、準決勝に進む４チームが出そろった。（土井秀人、川村岳也、喜田美咲）

　２回戦は４試合があった。柏原スターズ（丹波）は四回に逆転を許すも、武庫が丘シルバーズ（三田）にサヨナラ勝ちした。ウッディボーイズイースト（三田）は着実に点を重ね、氷上ドリームス（丹波）を下した。

　ウッディボーイズウエスト（三田）は８－２で西紀少年野球団（丹波篠山）に勝利。篠山少年野球団（丹波篠山）と八景エンジェルス（三田）は特別延長９回までもつれ込み、抽選で篠山少年野球団の勝利となった。

　１６日はアメニスキッピースタジアムで準決勝と決勝があり、上位２チームが７月１７日からＧ７スタジアム神戸（神戸市須磨区）などで開幕する本大会に進む。

▼ウッディボーイズイースト　堅実プレーで逆転勝利

　〇…「打てるチーム」を目指し、バッティングを中心に練習を続けてきたウッディボーイズイースト。先制こそ許したが、攻守共に堅実なプレーを重ねて準決勝進出を決めた。

　二回に１点を取られたが、三回に出塁すると、小中創太選手（５年）が「緊張したが、このチャンスに自分で点を戻したかった」とフルスイング。強風が吹く中、適時三塁打を放って２点をもぎ取った。大平泰輝主将（６年）も「最初は点が取れず焦ったが、創太が流れを変えてくれた」と振り返る。

　一方、守備では三回以降、堅い守りで相手の得点を許さず、勝利を確実にした。大平主将は「ミスがあっても助け合い、みんなで楽しく野球をしたい」と意気込んだ。

（川村岳也）

▼ウッディボーイズウエスト　チーム一丸　攻守に安定

　○…１回戦を８得点無失点の快勝で勝ち進んだウッディボーイズウエスト。２回戦でも８得点を挙げ、準決勝出場を決めた。

　二回に先制すると、続く三回には田中幹大選手（６年）の左前安打などで２点を挙げた。

　田中選手は投球も光り、この試合を２失点に抑えた。一回には二塁打を許したものの、「そこから飛ばされない球を心掛けるようになった」。五回裏に１点差に追い付かれたが崩れなかった。野手の送球も手堅く、「落ち着いて投げることができた」と振り返る。

　打線も安定しており、六、七回にも安打や盗塁を重ね５点を追加。田中選手は「チーム全体で声を出して、まとまりを感じられた」と勝利をかみしめた。（喜田美咲）

　▽１回戦

武庫が丘シルバーズ（三田）

２３０３０│８

００２００│２

味間少年野球団（丹波篠山）

（武）曽谷－木内（味）片山、村上－圓増▽二塁打　安井２、曽谷（武）志賀（味）▽三塁打　木内（武）

今田少年野球クラブ（丹波篠山）

０００│０

０20×│20

氷上ドリームス（丹波）

（３回コールド）

（今）畠中－竹中（氷）赤井－林▽二塁打　八尾鴻（氷）

ウッディボーイズウエスト（三田）

４００３１│８

０００００│０

ベースボールキッズ丹波（丹波）

（５回コールド）

（ウ）藤本－野島（ベ）植野、原田－高杉▽二塁打　柳川瀬空（べ）▽本塁打　牧野（ウ）

春日ＷＥＳＴ（丹波）

００１０００│１

０２３００×│５

篠山少年野球団（丹波篠山）

（春）松本峻－由良（篠）竹見、今北－波多野一▽二塁打　大田喜宥（春）

　▽２回戦

武庫が丘シルバーズ

０００２０００│２

００１１００１│３

柏原スターズ（丹波）

（武）安井－木内（柏）原田－宮本▽二塁打　入江龍、曽谷、中村（武）宮本（柏）▽三塁打　福田（柏）

ウッディボーイズイースト（三田）

００２１０００│３

０１０００００│１

氷上ドリームス

（ウ）町田、前田－笹崎（氷）大原－林▽三塁打　小中（ウ）

ウッディボーイズウエスト

０１２００２３│８

０００１１００│２

西紀少年野球団（丹波篠山）

（ウ）田中幹－野島（西）南野、竹村、井階、北川－北川、和田▽二塁打　野島（ウ）北川（西）

篠山少年野球団

０００００２０００│２

２００００００００│２

八景エンジェルス（三田）

（特別延長９回。抽選で篠山少年野球団の勝利）

（篠）勝村、今北－波多野一（八）大前－明山▽二塁打　大前（八）