報告書案には、高見隆二郎運転士=死亡当時(23)=と同じ京橋電車区などの運転士に対して行った十項目のアンケート(選択式。項目によって対象者数は異なる)結果が盛り込まれた。
「遅延原因と心理的負担」の関係では、「ダイヤ上の運転時間が短いため、所定の運転をしても列車が遅れる」ことがもっとも精神的負担になる-と回答した割合が最大で55%。国交省航空・鉄道事故調査委員会は、このケースの遅延時間は「通常一分未満とみられる」と想定している。
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