
ボランティアでしている公共輸送の安全について運営団体がどこまで責任を負うべきなのか。「できるだけの備えはしているが正直、信頼関係に頼っている部分が大きいことは否めない」。そう打ち明ける。
丹波市市島町鴨庄地区の住民有志がつくる「鴨庄の明日を考える会」(百木忠之会長)が、地域の要望でコミュニティーバス「鴨庄ふれあいバス」を走らせ始めたのが二年前。地区内だけだった運行範囲が市島地域の中心部に広がった影響で一日の平均利用者は七人と約二倍に増えた。当初十二人だったボランティアの運転手も十六人に。「最近は利用者同士の交流も生まれて当初の“ふれあい”という目的に近づいている」と話す。
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