阪神・淡路大震災の後、「心のケア」という言葉とともに、災害による精神的被害の治療に関心が高まった。しかし、その補償のあり方はまだ整っていない。
西宮市の主婦(36)は電車の揺れや音が怖い。尼崎JR脱線事故で一両目に乗っていて脚の打撲で済んだが、電車に乗れなくなった。抑うつ症状と診断された。一駅ごと電車を降りては休み、次の駅を目指す。そんな練習を重ねた四年だった。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。
阪神・淡路大震災の後、「心のケア」という言葉とともに、災害による精神的被害の治療に関心が高まった。しかし、その補償のあり方はまだ整っていない。
西宮市の主婦(36)は電車の揺れや音が怖い。尼崎JR脱線事故で一両目に乗っていて脚の打撲で済んだが、電車に乗れなくなった。抑うつ症状と診断された。一駅ごと電車を降りては休み、次の駅を目指す。そんな練習を重ねた四年だった。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。