芦屋市在住 梶田洋美さん
昨年4月、がれきの山と化した宮城県南三陸町に入った。4人の仲間と高台から沿岸の町を見渡したとき、「私たちにできることは何もない」と感じた。そんな無力感に襲われてしまうほど、津波による被害はあまりにも大きかった。
迷いながら訪れた同県女川町の避難所。高齢女性に被災状況を尋ねると、せきを切ったように、あの日からの出来事を語り始めた。「ここにいるのはもっとつらい体験をした人ばかり。話したくても話せなかった」と明かす人もいた。「話を聞いて、被災者の“はけ口”になることならできる」。そう思い直した。
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