兵庫人 第22部 被災地からの発信
阪神・淡路大震災以降、多くの自然災害があった。教訓は生かされたか。
震災で知った「行政の限界」。「人を傷つけない配慮をした災害支援こそが、大きい意味での心のケアではないか」。被災地を見詰め、社会の在り方そのものに提言を続ける。
人と防災未来センターは、若手研究者を育て、阪神・淡路から見えたものを発信する役割を果たしてきた。「震災の教訓」の具体化を追求し続ける弁護士もいる。
あの時、何があり、何を思ったか。今なお「あの日」を問い続ける。震災の教訓をさらに生かせないのか‐。