兵庫人 第18部 「学びの道」求めて
公立校は、地域の子どもたちの個性あふれる空間だ。学力や運動能力など、特定分野だけで選抜されることはない。とりわけ私立のない辺地での期待は大きい。
他校との比較より、自校の信念を大切にしてきた私立校。しかし進学実績による学校評価が広まり、多様な価値観が薄れつつある。礎はどこに‐。私立は自問する。
学校法人ではないが、学習塾は広義の教育機関として、現代社会に一つの地位を築いている。
教育の最高機関である大学の役割とは何か、研究はどうあるべきか。淘汰の時代を迎え、あらためて問われる。