兵庫人 第12部 芸能東西
善人の、悪人の、変人の、ワンシーンの「人生」を誇り高く演じる。現実と仮想世界を漂うヒロインは、生身の自分が発する「素朴な疑問」に向き合う時を待っている。
「歌は本来、人を癒やすもの。手渡す感覚で届けたい」「歌は魔法。一瞬で思い出をよみがえらせたり、明日も頑張ろうと思わせてくれる」
「冬の時代」から勢いを取り戻し始めた上方落語界に、ユニークな若い才能が再び集まるようになった。「形のない芸」が、師匠から弟子へ、またその弟子へと口伝で脈々と受け継がれていく。
足りないものは何か。「それは深い海」。日常に物語があふれている。それをイメージのままに映像化してみたい。