震災インタビュー

イチローさん プロ野球選手
 【インタビュー(上)】

2012/01/01 13:52
(撮影・田中靖浩、中西大二)

 この街が「第2のふるさと」/僕の人格は、ほとんど神戸で作られたのだから。

 あの年、野球に私たちは勇気づけられた。阪神・淡路大震災に遭った神戸を舞台に、オリックス・ブルーウェーブは初めてのパ・リーグ優勝を果たした。翌年には日本一に。ヒットを打ち続けたイチロー選手(31)は、二〇〇〇年の渡米後も勢いは止まらず、昨年は米大リーグの年間最多安打記録を八十四年ぶりに塗り替えた。神戸から巣立ったヒーローは、今も神戸を励まし続けている。イチロー選手に震災十年を迎える神戸への思いを聞いた。
 道は誰かに造ってもらうのではなく、自分で切り開いていくもの。そう思っています。でも、震災に遭った一九九五年は、何かに導かれるような感じでしたね。自分以外の何かの力が働いているような。

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