兵庫県の三田市民病院は１１月に、新型コロナウイルスの陽性患者３４人を受け入れたと発表した。８月の２８人を上回り、単月では最多を更新した。コロナ患者専用病床の使用率は８０・１％と１０月の４３・１％から急上昇した。

　入院した陽性患者の累計は１１０人と４月に受け入れを始めて以降、３桁を突破した。入院延べ日数は２３４日で、１０月の１１６日から倍増するなど、感染拡大の影響が大きくなっている。

　専用病床は県の指示で増減するため、１１月４日までが７床、５～１５日が９床、１６日以降が１１床だった。月の前半は使用率が高く出た可能性がある。

　発熱外来の受診者は１６７人で、９月以降は大きく増えていない。受診できる医療機関が増えたことや、７月から診療を午前中に限定した影響とみられる。検査件数も最多の８月を下回った。（高見雄樹）

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