兵庫県三田市産のいちごやスイーツが手に入る「さんだいちごマルシェ」が１６日午前、パスカルさんだ一番館（同市川除）で開かれる。いちご狩りシーズンの到来に合わせて毎年開かれる人気イベントで、市内に観光農園を持つ農家が、自慢のいちごを並べる。売り切れ次第終了する。

　三田産のいちごや観光農園の認知度を上げようと、三田いちご出荷協議会とＪＡ兵庫六甲が共催。店外の特設スペースで市内５農園のパック入りいちごや、老舗和菓子店「松栄堂」（駅前町）のいちご大福、パン店「サンポッポベーカリー」（三輪１）のいちごのサンドイッチやデニッシュなどを販売する。

　甘みと酸味のバランスがいい「章姫（あきひめ）」や真っ赤で甘みが強い「紅ほっぺ」など、市内で多く作られる品種に加え、真っ白な見た目が珍しい「パールホワイト」なども並ぶ予定だといい、担当者は「いろんな味を食べ比べてみてほしい」と呼び掛ける。

　そのほか、市農業創造課は店頭や市内の観光案内所などで、農園や三田産いちごを使ったスイーツが味わえる店舗を記した地図「さんだいちごＭＡＰ」を配っている。（喜田美咲）