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メンバーからのお祝いの表彰を受ける永田さん=三輪会館
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メンバーからのお祝いの表彰を受ける永田さん=三輪会館
現役で走り続ける永田さん(提供)
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現役で走り続ける永田さん(提供)

 兵庫県三田市に住む永田光司さんが14日、100歳の誕生日を迎えた。なんと永田さん、現在もマラソン大会に出場する現役のランナーで、これまで約760の大会で走ってきた。健康の秘訣(ひけつ)は「週2回、5キロのランニングと毎晩の晩酌」だと快活に話し、今日も走れる喜びをかみしめる。(喜田美咲)

 60歳以上のランナーでつくる全国健称マラソン会(ZKM)兵庫支部の会員で、マラソン歴は約40年。これまで大会と練習での走行距離を合わせると約4万7千キロとなり、これは地球1周以上に相当する。

 1921年(大正10年)に生まれ、三田市で育った。東京の大学に進学していた41年12月、20歳の冬に太平洋戦争が始まった。

 「(開戦の知らせは)確か大学の試験中で、ノートほっぽり出して外に出たのを覚えとる」。翌年には軍に入隊し、5年間、中国の武漢や北京で陸軍の中隊長を務めた。歩兵連隊に所属していたため「歩くばかりで、ここで足が鍛えられたんや」と振り返る。

 マラソンに出合ったのは60歳。それまでも山登りを趣味にしていたが、明石公園(同県明石市)であるマラソン大会の新聞折り込みに目が留まった。

 「『誰でも参加可』とあるから挑戦してみるか」と5キロに挑戦すると、へとへとになった。それでも、自分より若い人たちが後からゴールするのを見て、「この足、まだまだいける」と思った。

 その2年後にはホノルル(米ハワイ州)であるフルマラソンに参加。途中で歩くこともあったが、ダイヤモンドヘッドからの日の出を走りながら拝んだとき、マラソンのとりこになった。「それ以来、年金は全部マラソンにつぎ込んでます」とにやり。新型コロナ禍で大会が中止になるまでは、月1、2回のペースで国内と世界11カ国の大会に参加していた。

 週2回、千丈寺湖畔で5キロのランニングをした後には温泉施設「花山乃湯」(尼寺)で汗を流す。

 朝は近くの喫茶店へお茶をしにいくのが日課だという。いろんな人と知り合えて楽しいといい、体だけでなく「心の持ち方」が健康の秘訣だと話す。

 茶飲み友だちとの関係で大切なのは「昔の肩書を忘れること。会社員時代の役職なんておしゃべりには関係ない」とほほ笑む。

 誕生日前日の13日には、三輪会館(三輪3)でZKM兵庫支部の役員らがお祝いの会を開いてくれた。100歳を迎えてもなお、メンバーと楽しく練習に励んでいる。

 永田さんは「これからも感謝の気持ちや人助けの精神は忘れないようにしたい」として付け加えた。

 「老いてなお、命の限り健やかに」

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