兵庫県三田市南が丘1のネット通販会社「Earthink(アーシンク)」が、健康志向のチキンカレーセットを発売する。新型コロナの感染拡大に伴う「巣ごもり需要」の広がりでレトルト食品の売り上げは全国的に伸びているといい、「高齢の親など大切な人への贈り物にぜひ」とPRする。
セットには13袋が入り、糖質を一般的な商品の5分の1以下(3・8グラム)に抑えた「低糖質チキンカレー」、塩分をほぼ使っていない「減塩チキンカレー」の2種類が入っている。いずれも本枯れのかつお節でうま味を出し、ハーブを配合した無薬飼料で育てた但馬産の地鶏を使っている。
「塩分や糖質を抑えながらうま味を出すのに苦労した」と話すのは社長の崎野哲史さん(57)。自身が高血圧で眼底出血を経験したのを機に、同社で健康食品を中心に扱うようになり、健康管理士の資格を取得して4年前からオリジナル商品を開発している。
食品専門誌「缶詰時報」によると、レトルト食品は巣ごもり需要で急速に市場が伸び、20年はレトルトカレーの全国売り上げが前年比の4割を超える月もあったという。
カレーセットは3月3日から通販サイト「自然派ストアSakura」で限定販売する。6696円。同社TEL079・559・1369
(小森有喜)
