三田

  • 印刷
肉厚なパティの間からチーズがあふれ出すハンバーガー(提供)
拡大
肉厚なパティの間からチーズがあふれ出すハンバーガー(提供)
クラウドファンディングに挑戦する(左から)松本健太郎さん、井上一馬さん、二村汐音さん、岩本尚樹さん=三田市駅前町
拡大
クラウドファンディングに挑戦する(左から)松本健太郎さん、井上一馬さん、二村汐音さん、岩本尚樹さん=三田市駅前町
人気のアボカドを使ったバーガーも試作中(提供)
拡大
人気のアボカドを使ったバーガーも試作中(提供)

 関西学院大学神戸三田キャンパス(兵庫県三田市)に通う学生5人が、インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)でハンバーガー店の開業に挑む。日中の三田駅前の中心街に若者を呼び込む狙いで、「学生でもまちを元気にできると証明したい」と意気込む。目標金額は200万円で、開業は6月を予定。3月末まで寄付を呼び掛けている。(喜田美咲)

 メンバーは、リーダーの井上一馬さん(20)▽岩本尚樹さん(20)▽松本健太郎さん(20)▽二村汐音さん(20)▽岡本翔大さん(20)で、いずれも総合政策学部の2年生。

 店は、駅前町のアパート2階にある居酒屋跡を居抜きで借り、自分たちで作り替える。井上さんが通学に使っている愛車「スズキ・アルト」にちなみ、店名は「Burger House ALTO(バーガーハウス アルト)」と名付ける。

 店内には40人程度が座れる席を設け、15種類のバーガーや7種類のトッピング、ドリンクやポテトのセットなどを販売する予定だ。バンズは学校給食にもパンを卸している市内の「サンポッポベーカリー」(三輪1)から仕入れる。肉厚のパティを挟んだり、みずみずしいレタスやトマト、タマネギを重ねてオリジナルのソースをたっぷりかけたり。各地のハンバーガー店を巡って味や見た目を研究し、飲食店でのアルバイト経験も生かして試作を重ねている。

 開業には、家賃や店の改修費、調理機器購入などでおよそ250万円が必要といい、そこにCFの成果を充てる。支援は3千円からで、出資者は金額によって「トッピング10回無料」や「ハンバーガー1個無料」などの見返りを受け取れる。

 井上さんらは、5月中に「食品衛生責任者」などの資格を取り、仕入れ先や販売額の決定、店の改修を経て、6月の開店を目指す。これまで約100万円が集まったが、知人や友人の協力が多かったといい、現在は会員制交流サイト(SNS)で告知しているほか、週3回ほど三田駅前などに立ち、チラシを配って協力を呼び掛けている。

     □   □

 5人は滋賀県や福岡県と出身地がばらばら。学生食堂で偶然同席したことをきっかけに知り合い、すぐに打ち解けた。昨年の夏ごろ、「学生のうちに打ち込めることを見つけよう」と共通の目標を持った。新型コロナウイルスの影響で、オンラインの授業が増え、会える機会が減ったことで、思いは強まっていった。

 踏み出したのは今年1月。三田は学生が多い町だが、中心街の三田駅周辺は、昼間に若者が集まれる場所が少ないと感じていた。中でも若者に人気のオリジナルバーガーが食べられる店はあまりなく、「勝負できる」と思った。コロナ禍で町のにぎわいが減っているのも目の当たりにし、「学生から地域を盛り上げたい」と出店を決めた。

 絵を描くことが好きな岩本さんはメニューのイラストをデザインし、独学で経営を学ぶ松本さんが経理を担当。それぞれが得意を生かして準備を進める。互いに言いにくいこともあったが、「友だち止まりでは店は良くならない。思ったことはぶつけ合うようにした」と二村さんは振り返る。

 チラシを配布する中で、うれしい“誤算”もあった。お年寄りからも「完成したら食べに行くね」と声を掛けられた。学生だけでなく多世代が集まれる場所づくりを考えるようになっていった。

 「経験は力になる。自分たちの挑戦が他の学生の後押しになればうれしい」と井上さん。「ここに来たい、会いたいと思ってもらえる店にしたい。僕たちが出会ったこの町に、思いを残したい」

◆CFサイト(https://readyfor.jp/projects/kazuma1226)

三田
三田の最新
もっと見る
 

天気(10月25日)

  • 17℃
  • 14℃
  • 70%

  • 17℃
  • 9℃
  • 50%

  • 17℃
  • 14℃
  • 80%

  • 17℃
  • 14℃
  • 80%

お知らせ