兵庫県三田市は、６５歳以上の高齢者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン集団接種について、５月１７日から始めると明らかにした。また、移動が難しい人でもためらわずに接種できるよう、無料の送迎バスも運行させる。接種券は４月２０日から順次、高齢者世帯に送付する。スケジュールなどを紹介する。

◆集団接種「基本型」

　５月１７日から、市総合福祉センター（川除）の駐車場に設けたテントで行う。日曜から金曜（祝日を含む週６日）に実施する。時間は午前９時～正午と、午後１時半～３時半。

◆集団接種「巡回型」

　５月下旬にスタート。市内の７会場を医療スタッフが巡り、一度実施してから約３週間後に再び巡回する。１会場につき、計８回実施する。時間は基本型と同じ。

◆手続き方法

　５月３日午前９時から。市のワクチン専用コールセンターに電話で予約するか、インターネット上の予約システムを利用する。予約の際は、接種券に記されている番号や生年月日が必要になる。接種の際には、接種券と同時に届く「予診票」に健康状態や服用している薬などを事前に記入し、会場に持参する。

◆バスは１日４往復

　最寄りのバス停から、基本型、巡回型の各会場に向かい、接種後は最寄りのバス停まで利用できる。大型バスが通常の路線バスのルートを使い、１日４往復する。運行ダイヤは後日、市が発表する予定。

　コールセンター（午前９時～午後５時半）ＴＥＬ０５７０・０１０・８５８

（小森有喜）

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　市は、かかりつけ医などで受けられる「個別接種」についても５月１７日から開始すると発表した。対象となるクリニックや病院は、４月２０日に市のホームページで公表する。現時点で約３０機関が対象となる見込み。また、高齢者以外の接種体制については、５月１日に公表予定。広報紙やホームページで詳細を伝えるという。

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