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花に向かって飛ぶタイワンタケクマバチ=2020年5月30日、中央公園(中田一真さん提供)
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花に向かって飛ぶタイワンタケクマバチ=2020年5月30日、中央公園(中田一真さん提供)
花に止まって蜜を吸う=中央公園(中田一真さん提供)
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花に止まって蜜を吸う=中央公園(中田一真さん提供)
秋永さんが見つけた竹の穴=三田市けやき台4
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秋永さんが見つけた竹の穴=三田市けやき台4
竹の節にたまった花粉の団子=三田市けやき台4
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竹の節にたまった花粉の団子=三田市けやき台4

 竹に穴が開いていたらご注意を-。枯れ竹や竹ぼうきの中などに巣を作る外来種のハチ「タイワンタケクマバチ」がここ数年、兵庫県三田市内でも見られるようになっている。攻撃性は低い種類だが、ニュータウンに住む男性は今月に入ってすでに2回、自宅の庭で刺された。専門家は「うっかり巣を触って驚かせないように」としている。(喜田美咲)

 「植物のとげが刺さったのかと思った」。そう話すのは、同市に住む秋永俊明さん(73)。昨年、自宅の庭に竹の支柱を立てていた時、指にちくりと痛みが走った。指先が腫れ、1時間ほど違和感が残った。

 今年はガレージ前に、竹を並べた目隠しを作った。5月に入り、竹を持った時に再び痛みを感じ、竹の中でハチが巣を作っていることに気づいた。竹の節ごとに直径1センチほどの穴があり、秋永さん宅だけで30カ所近く確認できた。

 ガムテープで穴をふさいでも、破って入っていくという。取材中、穴の中を見せてもらうと、ハチが2本の触角だけを外にのぞかせていた。巣があった竹を割ると、節の部分に湿って団子状になった花粉がたまっていた。「花粉団子」といい、巣に産み付けた幼虫の餌になるという。

 タイワンタケクマバチはミツバチ科で、中国や台湾に広く生息する外来種。体長は2センチほどで全身が黒く、脚には毛が生えている。羽が鮮やかな褐色のグラデーションになっているのが特徴だ。

 国立環境研究所の侵入生物データベースには、国内では2006年、愛知県豊田市で初めて記録されたとある。中国大陸から輸入した竹材に混じって入ってきたとみられる。東は長野県、西は京都府などまで、徐々に分布が広がっている。

 秋永さんによると、一昨年に支柱から花粉が降ってきたことがあったといい、少なくとも2年前には巣があったと考えられる。中央公園(けやき台2)の自然保護に取り組む住民グループ「ごもくやさん」の自然観察指導員、中田一真さん(54)も昨年5月、公園内でタイワンタケクマバチが花の蜜を吸う様子を撮影している。

 県立人と自然の博物館(弥生が丘6)の八木剛研究グループ長によると、クマバチは枯れ木をかんで穴を開け、中に生息している。スズメバチのように、巣の近くにいるだけで襲ってくることはなく、「犬や猫がかみつくように、近づかれて危険を感じた時に刺すだけ」といい、竹を触るときなどに注意が必要としている。

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