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暗算十段に合格した岡本彩羽さん=三田市弥生が丘1
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暗算十段に合格した岡本彩羽さん=三田市弥生が丘1
問題に向き合う表情は真剣そのもの
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問題に向き合う表情は真剣そのもの

 兵庫県三田市立ゆりのき台小5年の岡本彩羽さん(10)が、全国暗算技能検定試験で「十段」に合格した。正確さとスピードが試され、大人でもなかなか合格できない難関だが、今年1月、9歳にして最高段位をつかみ取った。将来の夢はそろばん教室の先生といい、はにかみながら喜びを表現した。(小森有喜)

 裏に設問が書かれた紙を返した途端、一気に集中力が高まった。用紙には、3桁同士のかけ算や、6桁と3桁の割り算といった複雑な計算が並ぶ。彩羽さんは、空中で鉛筆を動かすと、すぐに答えを書き始めた。その間およそ2、3秒。流れるようなしぐさだ。

 幼い頃から数字が好きで、時計の文字盤に興味を持っていたという彩羽さん。4歳の時に珠算五段を持つ母の珠香さんからそろばんを教わった。5歳になると、2歳上の姉が通うそろばん教室「久保田珠算学園」(三田市弥生が丘1)に通い始めた。

 教室を運営する久保田訓大さん(34)によると、彩羽さんは通常なら小学5、6年生でようやくできるようになる見取り算を、低学年でできるようになった。「暗算やそろばんの天性の才能があり、驚かされた」と舌を巻く。

 全国暗算技能検定試験には、小2で初めて挑戦。いきなり二段に合格した。その後、試験を受けるたびに段位を上げ、周囲を驚かせた。

 十段には、小4だった昨年7月に初めて挑戦した。試験は、かけ算と割り算、紙に書かれた数字を見ながら計算する「見取り算」の3種類。いずれも複雑な計算が30~60問並ぶ。それぞれ4分以内で全問答えなければならず、一つでも間違えば失格となる。正解しているかどうかだけでなく、数字やコンマをきちんと書けているかどうかも審査され、小学生で合格できるのは全国的にも珍しいという。

 11月まで3回連続で挑んだが、計算が間違っていたり、合ってはいたものの書き取りの丁寧さが足りなかったりし、惜しくも届かなかった。最高段位ということもあり、審査の目も厳しい。その後は、コンマの位置や数字の間隔など細部にも気を配り、「きちんと書く練習を頑張った」。今年1月、ついに目標を達成した。

 週2回の教室が休みでも、毎日練習を欠かさない。車で出掛ける時には周囲の車のナンバープレートを見て、割り算をして楽しんでいるという。3月には、珠算技能検定でも九段を取得した彩羽さん。「次はそろばんでも十段を取りたい」と意気込んでいる。

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