「廃墟(はいきょ)カフェ」。そう名乗る喫茶店が兵庫県三田市四ツ辻にある。元々の建物は築70年の診療所で、近所で「お化け屋敷」と呼ばれていた。外観はほぼそのままに、内装を一新して3年前にオープンした。「古民家カフェ」は全国に数多くあるが、廃虚とは珍しい。(土井秀人)
風雨にさらされて黒ずんだ壁を、うっそうとしたツタが覆う。かつて入り口だった場所には、「結核予防法指定診療所」とさびたプレートが掲げられている。廃虚カフェ「ルーインズ」は、市内でリフォーム会社を経営する安田和也さん(58)が2018年に開いた。
診療所は1951年に建てられ、「大久保医院」として開業した。69年に院長が亡くなった後は空き家となっていた。国道176号沿いにあるが、建物の周囲を木々や雑草が覆い、まさに廃虚のような雰囲気だったという。
安田さんは職業柄、前を通り掛かるたびに気になっていた。「歴史があり、面白い建物。再生して地域の活性化につなげたい」。近所を聞いて回り、所有者を見つけてカフェとして再生することを打診した。廃虚と銘打ったのは、「古民家カフェはどこにでもある。もっと突き抜けたコンセプトにしたかった」からだ。
建物は木造平屋で、広さ145平方メートル。内部は診察室や調剤室、事務室などの小さな部屋がいくつもあった。長年物置として使われていたため、床は抜け、天井は落ち、壁が崩れていた。
リフォームでは、ほぼすべての壁を取り払ってワンフロアにした。はりや柱は補強しながら、そのまま利用。廃虚のイメージを崩さないよう、壁にはクロスを張らずに合板を使った。「診察室」「調剤室」と書かれた診療所の札は、今も店内に飾ってある。
メニューはすべて、安田さんが考えた。名物の卵サンドは、閉店した京都の老舗洋食店を参考に開発した。「スフレオムライス」は、メレンゲ状の卵をオーブンで焼き、ふわふわ食感が売りだ。三田産の旬の野菜を使ったサラダもある。
今では神戸や大阪などからも客が訪れる人気店に。安田さんは「店は市街地から離れているけど、人が集まってくる場所になった。今後は、店で若いアーティストらが情報発信などをできるようにして、地域を盛り上げたい」と話した。
午前11時~午後5時。予約制で午後6時~同10時までの営業も行う(緊急事態宣言中は休止)。木曜日休み(不定休あり)。ルーインズTEL080・3112・6205

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