三田

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カブトムシを育てる石田さん(右)と奥谷さん=三田市広野
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カブトムシを育てる石田さん(右)と奥谷さん=三田市広野
石田さんの畑で育ったカブトムシ=三田市広野
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石田さんの畑で育ったカブトムシ=三田市広野
カブトムシのすみかになった竹チップ=三田市広野
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カブトムシのすみかになった竹チップ=三田市広野

 兵庫県・三田の竹を食べて育った「三田産カブトムシ」が広野区ですくすくと育っている。同区の広野農業支援グループのメンバーが竹林を整備する中で、思いがけず繁殖。子どもたちが命の大切さを学ぶ機会になればと、パスカルさんだ一番館(川除)で販売することにした。(喜田美咲)

 同グループは農家8人で構成。高齢になった所有者らが、互いの田畑を手入れし合うなどして、協力している。

 竹林の整備を始めたのは4年前。田んぼの脇にモウソウチクが茂っていたのがきっかけだった。高さ10メートルにもなる竹は倒れる恐れがあるだけでなく、葉がたくさん落ちてきたり、日陰を作ったりと農作物の生育に支障を来していた。

 メンバーが協力して伐採したが、次に困ったのが処分の方法。農業に生かす手だてを探っていると、上内神の蓬莱牧場が竹を約5ミリの繊維状に寸断する機械を貸してくれることに。こうしてできた「竹チップ」は通気性がよく、野菜の苗を育てる際に根の張りがよくなると評判になり、販売も始めた。

 今年2月、新たに作った竹チップの保管場所を確保するため、一昨年のチップの山を動かすと、突然カブトムシの幼虫がごろごろ出てきた。少なくとも500匹はおり、メンバーらを驚かせた。

 「堆肥の中にいるイメージだったけど、竹チップの中でも育つとは」とメンバーの石田操雄さん(74)と奥谷仁さん(73)。調べると、発酵で増えた乳酸菌がカブトムシの栄養になったようで、大量に育つ一因になったとみられる。

 カブトムシの飼育は幼少期以来だというメンバー。「夏休みに入る子どもたちの楽しみになれば」と畑にチップをためた巣を作り、霧吹きで水を掛けるなどして育てた。地中から上がってきたモグラに幼虫が食べられた時には、巣の底に板を入れて対策した。「昼間は潜っているけれど、夜は羽音を立てて飛び回っている。育てるとかわいくなってくるね」と石田さん。

 羽化した6月末から、パスカルさんだ一番館で販売を始めた。週末に対面販売すると子どもらは興味津々。生き物に詳しい子からは、育て方のこつを教わることもあるという。2人は「竹林整備で偶然出会ったカブトムシだけど、一匹一匹に命があることを感じてもらえたらうれしい」

 雄は税込み330円から、雄と雌のペアは770円から販売している。パスカルさんだ一番館TEL079・563・7744

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