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神事の後でキュウリを食す氏子ら=三田市下田中
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神事の後でキュウリを食す氏子ら=三田市下田中

 兵庫県三田市下田中の天満神社(長谷川昌亮宮司)でこのほど、夏祭りがあった。「夏病(なつやみ)除け」としてキュウリが振る舞われることから、別名「キュウリ祭」とも呼ばれる。区長や氏子ら約10人が参加し、無病息災を祈った。

 皿に盛られた緑、緑。皮をむいて種をくりぬいたキュウリが刺し身のように切られ、次々運ばれてくる。本殿での祭典後、社務所に移動して開かれる直会で、参加者は塩をかけたキュウリと白むし(もち米)を食べる。

 氏子25軒のうち、当番の3軒が自分の畑で育てたキュウリを持ち寄り、食事の準備をする。この日のために、収穫の時期を過ぎても残しておき、長さ約25センチ、直径3~4センチになるまで育ったものを15本ほど持参する。

 大きく育ったキュウリは「味は旬より落ちるけど、水分が多く、暑い夏にぴったり」と当番の総代の大西則夫さん(66)。キュウリを食べる風習のいわれは不明だが、戦前から続いてきたといい、夏の野菜で用意しやすかったからではないかと役員らは予想する。

 今は簡素な形で行われているが、30年ほど前には酒とともに鶏肉のすき焼きが振る舞われたとの記録も残る。車で参加する人が増えたことから、次第に簡略化されていったという。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、同神社では昨年に引き続き、今年の秋祭りも餅まきの中止を検討しているといい、キュウリを食べてコロナ禍の収束を願っていた。(喜田美咲)

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