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東京パラリンピックの聖火リレーでトーチを掲げる八十川一三さん=静岡県御前崎市(提供)
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東京パラリンピックの聖火リレーでトーチを掲げる八十川一三さん=静岡県御前崎市(提供)

 仕事中の事故で左腕を失い、定年してから水泳に取り組んでいる八十川一三さん(80)=兵庫県三田市=がこのほど、東京パラリンピックの聖火リレーを走った。市内出身で競泳に出場する山田拓朗(30)=NTTドコモ=とは知り合いといい、よりいっそうの声援を送る。24日のパラ開幕に合わせ、障害者スポーツへの思いを聞いた。

 八十川さんは24歳の時、勤務先の紡績会社で作業中に機械に左腕を巻き込まれ、肘から先を切断。退職して社会福祉施設などでボランティア活動を始めるとともに、健康維持のために水泳も始めた。三田市身体障害者福祉協議会長も務める。

 74歳で全国障害者スポーツ大会に念願の初出場を果たし、25メートル平泳ぎで金メダル、25メートル自由形で銀メダルを獲得。これまで全国大会には7度出場し、今も競技を続ける。

 東京パラの聖火リレーには、スポンサー企業の一般枠に応募し、当選。今月17日、静岡県御前崎市で参加した。「自分が走ることで障害者スポーツの素晴らしさを伝えたい」との思いを込め、かみしめるように200メートルを走った。

 一方、13歳で史上最年少としてアテネ大会に出場するなど、子どもの頃から実力が抜きん出ていた山田。八十川さんは同じ種類の障害ということもあり、山田が小学生の頃から交流を続けてきた。

 大会で同じレースに出たこともあるが、「25メートルプールで自分がターンする頃には山田君はゴールしていた」と振り返る。今回、5度目のパラ出場を迎える山田に、「日本ではずば抜けて実力のある選手。メダルを取ってほしい」と期待を寄せる。

 水泳大会に参加すると、重度の障害があっても介助者に付き添われながら最後まで泳ぎ切り、笑顔を見せる人がいる。そうした姿に80歳になった自分もまた、元気をもらう。「障害や年齢に関係なく楽しめるのがスポーツ。パラアスリートの躍動する姿を見て、障害者福祉に関心を持つきっかけになれば」と話している。(小森有喜)

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