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 新型コロナウイルスの「第5波」が猛威を振るう中、兵庫県三田市内の小中学校などでも2学期がスタートした。市立学校で児童・生徒や教職員が感染した場合、学級閉鎖などの判断や保護者への通知、公表はどんな基準で行っているのか。市教育委員会を取材した。(土井秀人)

■学級閉鎖の基準

 緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の期間中に感染者が出た際の対応は、文部科学省が先月末に示したガイドラインに基づいて策定した。

 学校で一人でも感染が確認されたら、保健所が感染経路の確認、濃厚接触者の特定を終えるまでは、安全のため学級閉鎖や臨時休校とする。

 保健所による濃厚接触者の特定が完了し、学校内で感染が広がっている可能性がある場合は、状況に応じて学級、学年閉鎖や休校を実施する。

 例えば、学級閉鎖の実施基準は、同じ学級で複数の児童生徒が感染した▽感染者が一人でも周囲に風邪などの症状がある人が複数いる▽複数の濃厚接触者がいる-などのケース。閉鎖期間は5~7日を目安とし、感染状況や子どもへの影響などを踏まえて判断する。

■保護者への通知は?

 児童生徒の感染が判明しても、三田市では学級閉鎖に至らなければ、同じクラスであっても保護者に通知していない。

 市教委の担当者は「感染したことにショックを受け、広まることを不安に思う子どもがいる。その子の負担を考慮し、感染拡大の恐れがなければ他の保護者へは知らせていない」とする。学級閉鎖があれば、該当するクラスの保護者には連絡する。

 教職員の感染では、担任を受け持っていたらクラスの保護者に連絡。それ以外は、濃厚接触者などでなければ連絡しないという。

■風評被害を懸念

 報道機関などへ公表する基準はどうか。児童生徒、教職員が感染しても、学級閉鎖などがなければ、公表はしていない。

 理由について市教委の担当者は「風評被害を防ぐため」と説明する。市内では昨年8月、市立小学校の児童の陽性が判明した。市教委が校名を公表したところ、直後から個人を特定しようとする動きや誹謗(ひぼう)中傷が相次いだという。

 そのため、公表基準を学級閉鎖など学校運営に影響が出た場合とし、学校名は非公表とした。インフルエンザなど新型コロナ以外の学級閉鎖、学年閉鎖は、これまで通り学校名などを公表する。

■教職員を除き市職員は原則公表

 三田市の職員が新型コロナウイルスに感染した場合、市は学校や幼稚園の教職員を除き、全てのケースを公表している。

 市職員が感染した際の公表項目は、年代、性別、居住する市町で、所属は非公表。ただ、クラスター(感染者集団)の発生など通常業務に支障がある場合は「所属の公表を検討する」としている。

 三田市民病院では、職員の職種や年齢などは非公表。感染者でなくても医療従事者への誹謗(ひぼう)中傷などが各地で問題になっており、同病院の担当者は「個人の特定を避けるための対応」と説明している。

 教職員らの感染は、昨年8月の事案を考慮し、風評被害を防ぐため非公表としている。(土井秀人)

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