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金谷さんの自宅近くで見つかったシロマダラ=三田市
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金谷さんの自宅近くで見つかったシロマダラ=三田市

 「幻のヘビ」と呼ばれているシロマダラが、兵庫県三田市内でも見つかった。発見した読者によると、けがをしてすでに死んでしまっていたというが、「ニュースで見かける珍しい種がこんな身近にいるとは」と驚き、広く知ってもらいたいと話す。

 シロマダラは、県版レッドデータブックで「存続基盤が脆弱(ぜいじゃく)」とされるランクCの日本固有種。最大でも体長60~70センチと小型で夜行性のため見つかりにくいといい、それが「幻」と言われる所以(ゆえん)だそうだ。

 このほど三田市内で見つかったのは金谷鈴代さん(69)宅の前。午前7時半ごろ、日課の散歩に出た金谷さんが家の前のあぜで見つけた。

 長さは25センチほどで白黒のしましま。「この辺りにヘビはよくいるけれど、見慣れない色だな」と思い、夫に写真を送ったところ、「最近、新聞やテレビのニュースで見かけるシロマダラじゃないか」と返ってきた。

 県立人と自然の博物館(三田市弥生が丘6)の太田英利研究員(系統分類学、生物地理学)に取材すると、シロマダラで間違いないという。日中は木や岩の割れ目に隠れていることが多く、無毒だが捕まえるとかんでくる気の強さもあるのだとか。

 神戸新聞では6月に姫路市で、9月に丹波篠山市でその発見が報じられている。太田さんによると、シロマダラがよく見つかるようになったのは「先行する報道が目に触れ、『ただの小ヘビ』と見過ごされていたものに注目するようになったからでは」と予想する。目撃例を過去記事で検索すると、直近3年ほどが全体のおよそ半数を占めていた。

 金谷さんの知人はシロマダラだと聞いて「金運が上がりそう」とにやり。爬虫(はちゅう)類全般が苦手な筆者がゴム手袋越しにだがシロマダラに触れることができたのも、「幻」という言葉の力かもしれない。(喜田美咲)

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