11日夜にあったプロ野球ドラフト会議で、兵庫県三田市を拠点に活動するさわかみ関西独立リーグ球団「神戸三田ブレイバーズ」の柏木寿志内野手(19)の指名は実現しなかった。目に涙を浮かべた柏木さんは家族やチームメイト、関係者に感謝を伝え、来年の指名に向け活躍を誓った。
長崎県佐世保市出身の高卒2年目。実家は9人きょうだいの大家族で、男6人女3人の7番目にあたる。全員、「男は野球、女はソフトボール」の経験がある大の野球好き一家だ。
柏木さんは、九州文化学園高校(佐世保市)で主将として春の県大会決勝までチームを導き、高校通算18本塁打。大学から特待生としての誘いもあったが、大学ではアルバイトを禁止されており、生活費や野球道具代を親に頼らなければいけないことが気掛かりだった。そんな中、神戸三田ブレイバーズから声が掛かり、「独立リーグなら(大学卒業までの)4年を待たずNPBに行けるかもしれない」と、昨春に入団。居酒屋でアルバイトしながらプレーする。
1年目は打率1割台と苦しんだが、父浩一さん(55)、母マリアさん(53)が電話やLINE(ライン)で頻繁に励ましてくれた。「焦らずやればいい」「それだけ一生懸命やってくれていることが親としてうれしい」。
冬に帰省すると、中学生の妹が自主トレーニングを手伝ってくれた。かつてプロ野球選手を目指した兄たちにも背中を押され、臨んだ2021年シーズン。5番打者に定着し、盗塁もリーグ最多の29個を記録するなど走攻守で存在感を示した。
◇
迎えた11日のドラフト当日。本拠地アメニスキッピースタジアム(三田市)のグラウンドに会場が設けられ、午後5時からパブリックビューイングが始まった。チームメイトや関係者、ファンと共にモニターの前で結果を見守った。
育成ドラフトも佳境に入ると、全員がかたずを飲んで結果を見守ったが、同8時すぎ、指名の可能性があった横浜DeNAベイスターズが選択終了を宣言。会場からは「あ~」「まじか…」とため息が漏れた。
しばらくたった後、静かに涙を流した柏木さん。「プロになることが家族やお世話になった人への最大の恩返し。期待させたのに申し訳ない気持ち」と悔しさをにじませた。
全国ネットのテレビ番組も柏木さんを取り上げており、ドラフト終了後に東京のスタジオと中継でやりとりする場面も。元東京ヤクルトスワローズの古田敦也さんは「僕がプロに入ったのは25歳だから年齢的にはまだまだチャンスがある。プロのスカウト見とけよ、見返してやるぞ、という気持ちで頑張ってほしい」と柏木さんにエールを送った。実家がある佐世保市でも家族がドラフトを見ており、父浩一さんは「夢を追いかけていれば必ずかなうと思う。頑張って」と言葉を掛けた。
柏木さんは「もっと練習してバッティングを向上させないと。次のチャンスをつかめるように頑張ります」と前を向いた。会場に向けても「こういう場を準備していただいてありがとうございました」と一礼し、大きな拍手が送られた。(小森有喜)

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