三田

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チラシを配布する地域課員=三田市駅前町(撮影・小森有喜)
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チラシを配布する地域課員=三田市駅前町(撮影・小森有喜)
午後1時すぎの登山道入り口。晴れた日でも木々の陰に覆われ薄暗い部分がある=三田市藍本
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午後1時すぎの登山道入り口。晴れた日でも木々の陰に覆われ薄暗い部分がある=三田市藍本

 山の木々が色づき、ハイキングにもぴったりの季節となった。「いい天気だし、今日は山でも登るか」と思っても、ちょっと待って。服装、登山計画は大丈夫? 今の時期から冬にかけて、山での遭難者が増える傾向にあるといい、兵庫県警三田署は「日没が早いこの季節は特に注意して」と登山客に呼び掛けている。(喜田美咲)

 同署によると、同県三田市内では昨年、3件の山岳遭難事故が起きた。2、10、11月で、いずれも同署員らが出動。無事救助され、遭難者にけがはなかった。

 今年は10月末に1件発生。遭難したのは神戸市の80代の男性で、午後1時半ごろ、キノコ狩りをするため1人で山に入った。

 同署によると、午後10時ごろ、男性から110番があった。夕方、脚を痛めて休んでいると、あっという間に日が暮れ、戻れなくなったという。

 通報を受けた同署員は、三田市消防本部の隊員とともに計17人で捜索を開始。携帯電話が発信する電波を基に居場所を探り、声を掛け合って居場所を特定した。男性のいた場所は道がなく、傾斜が急なところが多かったため、回り道をしながら慎重に近寄り、発見。通報から2時間近くが経過していた。

 同市消防本部によると、その日の午後3時時点の最低気温は2・7度。日中とは10度以上の差があった。男性は薄手の長袖シャツ姿で水も食料も持っておらず、低体温症になっていた。

 警察などの捜索は、周囲の環境によって「これ以上進むと隊員に危険が及ぶ」と判断した場合、その日の活動をいったん切り上げ、翌日以降に再開する。夜中に出動した今回のようなケースでは、最悪の事態も想定される。

 こうした事故を未然に防ごうと、三田署はチラシを作成。(1)思いつきで行かず、事前に行動計画を立てる(2)登山に適した服装で水や食料、照明や雨具を携帯する(3)携帯の充電を満タンにしておく(4)登山届を出す-といった注意事項を記し、三田駅前で登山客らに約200枚を配った。

 同署地域課の金山義裕課長(60)は「低い山でも危険はある。最低限の備えをした上で楽しんで」としている。

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