三田

  • 印刷
「貴志へ帰りたい」とすすり泣いたといわれる「夜泣き石」=三田市貴志
拡大
「貴志へ帰りたい」とすすり泣いたといわれる「夜泣き石」=三田市貴志
「毎年石を裏返して掃除をしています」と説明する前さん(左)=三田市貴志
拡大
「毎年石を裏返して掃除をしています」と説明する前さん(左)=三田市貴志

 すずかけ台小学校(兵庫県三田市すずかけ台2)の2年生がこのほど、同市貴志の御霊神社を見学し、地域に伝わる歴史や文化を学んだ。同神社の氏子総代、前仁司さん(76)が境内を案内し、参拝の方法や神社にある「夜泣き石」の言い伝えを解説した。(喜田美咲)

 同校にはニュータウンと農村地域から子どもたちが通う。農村部の子どもたちが減る中、ニュータウンの子どもたちにも地域の歴史に触れてもらおうと、これまでも一緒にみこしを担いで祭りに参加してもらったり、正月に絵馬を描いてもらったりしてきた。こうした地域学習の一環として、ガイド付きの神社見学が3年ほど前から続いている。

 前さんの説明の中で、児童が熱心に耳を傾けたのが、夜泣き石の民話。江戸時代、三田藩主だった九鬼家の殿様が御霊神社にあった「茶臼石」を気に入り、陣屋に運ぶよう命じた。

 石は陣屋に近づくほど重みを増し、作業員を増やしてなんとか運び込んだが、夜になると「貴志へ帰りたい」とすすり泣く女性の声が聞こえたという。殿様が石を清め、神社に送り返すと声はやみ、「夜泣き石」と呼ばれるようになったとか。前さんは、「石の置き方で隙間風が通り、声のように聞こえたのでは」と解説していた。

 その後、普段は入れない本殿前を見学。前さんが敷石を指さし、「毎年秋祭りの前に、氏子らで全ての石を裏返して掃除している」「大事な行事なので、参加できないと罰金もあるんだよ」などと紹介すると、驚く声が上がった。

 女子児童(7)は「夜泣き石の話は前に聞いて怖いと思っていたけれど、風の音だと分かって安心した」。別の女子児童(7)は「本殿前は初めて入った。思ったより大きくてびっくりした」と話した。

三田
三田の最新
もっと見る
 

天気(1月28日)

  • 11℃
  • ---℃
  • 10%

  • 6℃
  • ---℃
  • 50%

  • 11℃
  • ---℃
  • 10%

  • 9℃
  • ---℃
  • 30%

お知らせ